観光客とタコ焼き

大阪の地下高騰がニュースになっている。

ずぼらやの近くのタコ焼きやさんの売上の8割が、外国人観光客なのだそうだ。

観光客さんは、お店の人に携帯のたこ焼きの画像をみせて、「これ、ありますか?」と聞くそうだ。確かに、初めてのたこ焼きは、丸くてソースが乗っている地球のように見えるかも知れない。

 

大阪のオッチャンにしてみれば、タコ焼きの中のタコは、タコじゃなくて、たとえ冷凍ダコであっても居酒屋に出てくるタコを食べて、「これが本当のタコや。タコ焼きのタコと全然違うやろ」と言うそうな。タコ焼きのタコを吟味しているところが、大阪のおっちゃんの凄さだ。銀ダコのタコは美味しいよなんて思うのだが。

 

ここにある短いフレーズには、たこ焼きに対する支配感が垣間見えたりもする。オレは今までたこ焼きを数百個、数千個食べつくしてきたから、たこ焼きとお好み焼き(言ってないがアピール)のことならオレにまかせろ感、大阪人ならではの美食家アピール度全開という凄まじささえ感じる。そして美食家アピールしつつも、実はその時楽しければ、冷凍ダコでさえ、新鮮とれたてほやほやダコだしてしまう強引さ、雰囲気がすべてだと結論、話題には必ず郷土料理をいれている。フレーズで郷土の自慢をするところが大阪のおっちゃんなのかも知れない。