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クリントン氏の失敗

アメリカ大統領選挙では、世界各国特に、日本はクリントン氏が勝利すると思っていた。だが、蓋を開けて見ればトランプ氏が勝利してしまった。大逆転である。

 

クリントン氏は最終演説までは、優勢だったのに、自ら失敗を招いてしまったのではないだろうか。それは、最終演説で大統領夫人、人気女性シンガーのガガさんを招いた時の演説内容だ。最終的に「女性が」活躍できる社会をとなるべきを、「女性だけが」活躍する社会を、に会場全体の雰囲気が変化していたからだ。

 

世論では、トランプ氏を支持ではなく、クリントン氏よりはトランプ氏という曖昧模糊な意見も多かった。勝利の差は僅差だった。このわずかな差は、トランプ氏よりはクリントン氏だろうと積極的に支持できていない有権者の中で、クリントン氏の最後の演説をみて、疎外感をもった男性の有権者ではないだろうか。

 

だからトランプ氏に投票がうつってしまった。クリントン氏は、自分で既存の有権者を逃してしまったのではないか。今まで、クリントン氏は自ら女性だからどうのこうのという発言をあまりしてこなかったはずだ。トランプ氏が、クリントン氏が女性だから攻撃する発言を繰り返しており、それに世論はトランプ氏の女性差別発言として、取り上げていただけだったはずだ。これがトランプ氏のマジックなのか?

 

だが、最終演説では、to 国民ではなく、VSトランプ氏つまり、国民をみずにトランプ氏だけに対抗意識を向けてしまったクリントン氏だった。いつになく、女性だから、女性しかできないという、本来なら主張となってもいいはずの、演説部分が、固執、対象は女性だけという視野の狭い演説になってしまっていたのではないだろうか。クリントン氏は勝利演説を先にしてしまったのだろうか。

 

これに対し、トランプ氏は家族という、集合体をアピールしていた。古き良きアメリカのスタイルを主張できていた。クリントン氏はいつの間にか、トランプ氏の女性差別発言に便乗していることになってしまっていたのではないだろうか。オバマ大統領の功績をたたえる部分も少なかった。

 

女性であることをアピールする演説は最終的な主役はクリントン氏になっていた。そうではなく、国民に対する国民のためのアピールだったら勝利出来ていたのかもしれないと思った頃には、もうプリングスはなかった。