トイザラスが無くなる?

トイザラスが債務超過のため破産の可能性があるのだとか。トイザラスはじめバンダイなど、子供にとってブランド品となるおもちゃ会社はつぶれないでほしい。

 

おもちゃといえば、その昔、今も女の子のおもちゃコーナーには並んでいるが、シルバニアファミリーがある。シルバニアファミリーは、30年くらい前は、サンリオよりも少し高価なお嬢様タイプの子が持っているおもちゃの1つだった。

 

私も例にもれず、シルバニアファミリーに憧れを抱いていた。誕生日などに、うさぎさんのお人形は買ってもらっていたが、家は当時の価格で一番シンプルなタイプでも5千円くらいしていた。さらにその中の家具や人形を揃えようと思えば、1万円は超える状況だった。また、当時は今のような、お食事だけのセットや、小さなお部屋セットのようなタイプがなかった。

 

うさぎさんや、他の赤ちゃん動物など3匹くらいしか持っていなかったので、家だけを買っても、中はガランとしていることも知っていた。ある日は近所の材木屋さんの、材木のくず置き場に行き、比較的キレイ目なアイテムを拾いあつめ、自宅でクギと金槌で箱をつくり、絵具とニスでDIYおもちゃの家を作ったこともある。残念ながら、その家は、△の屋根ではなかったし、遠くからみれば、単なる棚のようだった。いや、高さの違う木材を、家にあったのこぎりできった跡は、いびつだったし、左右の高さも違っていた。その上に絵具は塗ったものの、クギ部分は染まらないし、ニスはまだらだったので、とにかく棚にさえならないしろもので、はっきり言って粗大ごみ級だった。しかし、2段の棚に人形を入れてしばらく飾っていた。

 

そんな憧れを抱きながら、小学校5年(おそっつ)の時に、シルバニアファミリーの家を買ってもらったのだった。しかし、それはバンダイやトイザラスで買ってもらったわけではなかった。当時まだ100均もなかった時代、人気激安店としてもてはやされていた、とあるショップ内に売っていたものだった。

 

その激安店が家からかなり遠く、車で行かなければいけなかったこと、当時は今の激安ショップのような品質がいいというものではなかったこと、あることは知っていたが、はじめて家族で入店したこと、母はその激安店の商品はあまり好きじゃない(買うなら長持ちするように、激安店以外のところで買えばいいという考えだった。)ことから、興味本位で入店し、見学するという感じだった。

 

店内は確かにガランとしていて、子供が欲しがるようなものはなさそうだったし、日常品が安くなっているようだった。覚えているのは、布団干し用の大きな洗濯ばさみが、ハイヒールの形をしているのだったり、大きなノーブランドのうさぎさんが激安だったりしていた。まだ、ホームセンターもなかったので、珍しい事は珍しかった。さて、帰ろうという時に、なんと、あのシルバニアファミリーの家があったのだ。しかも、定価よりも安くなっていたのだった。

 

私はいつになく、だだをこねた。その理由は、母はシルバニアファミリーの家は買わないと思っていることを、私は知っていた。当時100円などの駄菓子が日課だったので、1万円相当のおもちゃは高かった。もちろん、女の子が楽しめるようなリカチャン人形やサンリオグッズはお誕生日などに買ってもらえたものの、せいぜい人形だけで、家やお店屋さんごっこグッズなかった。また、年齢的にも小学校高学年だったので、シルバニアファミリーの家まではもう買わないと思っているようだった。ただ、いつもシルバニアファミリーの家をおもちゃ屋さんで見ていたのは知っていたので、欲しがっていることは気づいていたと思う。

 

こんなところに、シルバニアファミリーの家があることに驚いたが、このディスカウント価格でなければ、もう普通のおもちゃ屋さんでは買ってもらえないと、なぜかこの時悟った。結局、買ってもらうことができた。買ってもらった時の喜びは、表現しがたいものがあるほど大きかった。まさか、本当に買ってもらえるとは思っていなかったからというのもあるかも知れない。今までに持ったことのない、大きなおもちゃの箱を手にした時のうれしさは格別だった。初めての家族でのディスカウントストアでの最初で最後の買い物はシルバニアファミリーの家だった。

 

確かに、シルバニアファミリーの家は家なのだが、バンダイやトイザラスのような、心躍るラッピングもなかった。その点においても、なぜか心に隙間が残るのだった。手に入れたいおもちゃは目の前にあるのに、ラッピングしていない定価の上に激安価格が印字されただけのおもちゃを持っているからだろう。

 

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友人:どこで買ってもらったん?

私:え?

 

素直に言えるのをためらわせる何かが当時のその激安ショップにはあった。結局、やっと買ってもらえたものの、友人に激安店で買ってもらったとは言えなかった。

 

そう、子供達にとって、おもちゃをゲットできれば100%満足かといえば、そうでもないのだ。あの店内のにぎやかなおもちゃ屋さんでおもちゃを買ってもらうからこそ、楽しかったのだとつくづく思った。もちろん、今はアマゾンや楽天で最安値を探し買えた時は格別だ。今の100均の品質は高いし、当時もそれくらい種類も豊富だったら、そこまで思わなかったのかも知れない。そういう意味で、トイザラスやバンダイなどのおもちゃ屋さん、ディズニーレベルのブランド力が子供達にとってあるに違いない。

 

 

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